「すごい!」
石巻湾の海水をそのまま濃縮させ、さらに煮立てて塩を取るという、この原初的な方法、実はとても珍しいとのこと。某有名塩ブランドの人たちも、見学に来られたことがあるそうです。だけど、そういったブランド塩の多くが、海外の岩塩を輸入して地元の海水と混ぜたものを再び煮立てて塩にするそうで、つまり地元の塩のような顔をしていながら、実は海外の塩だってことが多々あるそうです。
そのお話には本当にびっくりしました。勿論、この伊達の旨塩は、間違いなく石巻の海水から取った地元の塩です。お父さんにお願いして、ぼくはお風呂の浴槽のようなところで煮立つ濃縮海水から、結晶化した塩をすくい取る作業までさせてもらいました。

そして舐めさせてもらった塩の旨さに、ぼくは究極の美味いもんの完成イメージがむくむくと沸き上がり、思わずにやけてしまいます。さらにそこから数十メートルほど離れたところにある小屋には、汲んだばかりの海水をものすごい炎で炊きあげガンガン濃縮させる装置が。


お父さん自ら作り上げたという、その装置のお手製具合は、まるで宮崎駿アニメのよう。そのファンタジーな機械の姿にぼくはしばらくうっとりしてしまいます。
母屋に戻ると、先程の奥さんと息子さんが、出来上がった塩の分量を量り、パッケージに入れて、シーリング。さらに発送にいたるまでのすべてを手作業で行っていました。まさに手作り。まさに手仕事。これぞ究極の塩だ!とぼくたちは大興奮。そこで色々と話をしていると、なんと毎日朝5時くらいから作業をしていると聞いてさらに驚き。つまりはぼくたちが車内で寝ていた間も、ずっと作業されていたということですね。
いきなり押しかけたにもかかわらず、こんなにも快く塩作りの現場を見せてくれたことに、お礼を言っていると、「ぜひお土産に」と、奥さんがパッケージしたばかりの塩をいくつか持たせてくれました。「ありがとうございます!!!」さあ、ついに「伊達の旨塩」ゲットです!
いよいよ正真正銘、地元の塩まで手に入れて、あとは気仙沼に向かうだけ。と思いながらも、石巻港の美しい風景に心を奪われては、車を停めて撮影に没頭。しかしさすがに絶食も30時間を超えてお腹が空いてきました。はやる気持ちを抑えながら、気仙沼へと急ぎます。

そこはやっぱり、りすチーム。地元の神社を見つけてお参りもしました。

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